月曜日, 12月 2, 2024

骨粗しょう症も転倒による骨折の原因の一つ

年齢を重ねて身体機能が低下した高齢者の方は、様々な理由で若い頃と比べて転倒しやすくなります。これだけでも十分に問題なのですが、高齢者の方は骨折もしやすく、転倒した際に骨折してしまうことも珍しくはありません。年齢を重ねると体力が落ちるように、骨密度も年齢を重ねると減少していくもので、これを避けることはできません。ただ、骨密度の減少の度合いには個人差があり、特に大きな問題が起こらない人もいる一方で、骨が相当にもろくなり骨粗しょう症と診断される人もいます。

骨粗しょう症は男性よりも女性に起こりやすいのが特徴です。原因は様々で、遺伝による骨の弱さなど、努力ではどうにもできない原因も存在するのが厄介なところです。先に書いたように、加齢による骨密度の低下は程度は違えど誰にでも起こるものなので、高齢者の方は転倒に気をつけなければいけません。高齢者の方向けの骨粗しょう症の対策として挙げられるのが、筋肉トレーニングや食事です。

年齢を重ねると、運動をするにしてもウォーキングといった軽めのものになりがちですが、ウォーキングなどの軽めの運動自体は悪いものではありません。しかし、筋力トレーニングは骨密度の改善の効果が期待できるので、高齢者の方に意欲があるなら、ウォーキングなどに加えて筋力トレーニングも行ってもらうのが良いでしょう。食事も骨密度に大きく関わっている要素で、骨の主成分のカルシウムやタンパク質を摂取するため、大豆や海藻類を多めに食べてもらうのが理想です。